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日々是好日也

いつも素敵な何かを。

注:801多発・ネタバレ満載。

日記と各感想とブログ分割しました。
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アリスの夜

著/三上 洸

暴力と欲望の地獄からアリスを連れて逃げ出せるか?!スピーディーで息詰まるサスペンスの連続、そしてラストの感動。ノワールを越える新たな衝撃!「アリスは阿片、極上の阿片だ!」(−光文社HP紹介文より)

−内容(Amazon商品ページより)
暴力、ドラッグ、幼女売春…。ジャズバーのバーテンの顔をもちながら、闇の世界に生きる夏彦。彼を次々と襲う危機また危機。果たして夏彦は、暴力と欲望の地獄から幼女アリスを連れて逃げ出すことができるのか?骨太なストーリー展開と押し寄せる感動の波が見事に共振するミステリー第六回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。


図書館で見かけてタイトルがなったので借りてみました。
とりあえず最初の数ページだけぱらぱらやって幼児売春とか関係してるんだなー程度の認識で読み始めたのですが。
かなり引き込まれましたね。

あらすじ探してみたら、「ノワール」という聞きなれない(?)単語が出てきたので調べて覚書。
普通に“フランス語で黒”という認識しかなかったです。
こういうジャンルとしての意味も持っていたのですね・・・

ノワール
  小説、映画の一分野。闇社会を題材にとったもの。日本では馳星周などが代表的作家。
フィルム・ノワール
  1940年代前半から1950年代後期にかけて、主にアメリカで製作された、虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画の総称である。
  Wikipedia

上記の「ノワール」という単語の説明文だけではぱっとみハードボイルドとかとどこが違うんだろう?と思ってしまいましたが、「フィルム・ノワール」の方の説明文を読んで納得。

おっさんが少女を連れて二人の逃亡劇ということで映画の「レオン」を彷彿とさせます。
まぁ、こちらの主人公はあんなにカッコよくないですが。

流行らないジャズバーを経営していた真彦が・・・ってあれ。
Amazonに載ってる作品紹介、名前が違うぞ?
作中で「まーくん」と呼ばれていたので夏彦は違うでしょう。と突っ込み。
文庫は大概背表紙にあらすじ書いてあるし、自分で新書で買った本は帯がついていてそれにあらすじとか紹介文が載っているのでいつもそれを書き写しているのですが、図書館で借りてきた本ってそのどちらもない場合が多いのでいつも必死にあらすじ探していたりします。どーでもいいことですが。

・・・話を元に戻しまして。
その主人公・真彦が雪だるま式に借金が増えていって、気付けばクスリの闇取引の手伝いをさせられたり自分もクスリに溺れていったり。
まぁ、普通に覚醒剤とかそいうのじゃなくてリタリンという抗うつ剤の依存性にやられちゃってるってあたり、主人公の気の弱さというか中途半端さが窺える訳なんですが・・・
(えぇ、どんなクスリなのか判らなくて調べましたよ。)
そんな彼が更にどんどん深みにはまって、幼児売春の運び屋をやる事に。
そこで出会ったのが、彼女を2回買う金額で中古ベンツが買えてしまうという高級娼婦・アリス。
他の商品(少年少女)にはない純粋さに真彦は心を囚われてしまい・・・。
もう耐えられないとばかりに脱走を図った時、なりゆきでアリスを連れ歩く事になってしまうのですが。
この間の二人のやりとりがなんとも。
基本的に話の流れも状況もどうしようもないほど救いようがないのですけれど、どこかじーんとくるのですよね。
どんどんどんどん悪い方向へ悪い方向へ状況は転がっていくんだけれど、それでも暗くなりきれない。
ぶっちゃけ8歳だか9歳の美少女に入れ込んで深みに落ちていく変態親父的な設定なのにアリスの純粋さと真彦のへたれさがあいまって何この純愛ストーリー(笑
巻き込まれて手を貸してくれた真彦の元婚約者が殺されちゃったのは最初はちょっとこの扱い酷いしここまでする必要あるのか?とか思ったんですが、ラストで納得。
彼女生きてたら普通にハッピーエンドになっちゃうじゃねーか。

終わり方もバッドエンドではないんだけれどハッピーエンドでもなく。
おもしろかったデス。ハイ

| Novels(一般) | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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